東京オリンピックの年から大学入試がガラッと変わります。

古くは、昭和54年から平成元年までの全国共通一次試験

平成2年から平成31年までのセンター試験そして今回の

改革です。抑々、受験地獄の解消を目的とした改革であり

ました。ですが、小室直樹先生の痛烈な批判に見るように

受験生には2重の負担を強いるものとなり、大学側にとり

東京大学以外の大学の勢力地図を一変させるものでした。

私共の頃は、早稲田・慶応はまあまあの大学でしかなく

旧帝大・国立二期校に優れた大学がたくさんありました。

私立を狙うこと自体、変わったやつでした。

ともあれ、全体としては改悪に過ぎず毎度毎度学力

低下を喧伝する世論作りの上で指導要領が変更され、現

場(高校の教師と生徒)がたぶん余計な負担を強いる結

果をもたらしてきました。

今回の主眼は、

①知能・技能 ②思考力・判断力・表現力

③主体性を持って多様な人々と協働して問題解決を

図る能力 を有する人材を育成するというもの。

これだけ揃えば、どこの企業も欲しがる人材。

その具体策というのが、アクティヴ・ラーニング。

総合学習を小学生でやった皆さんは、思い出して

ください。

あと2年で、それだけの授業をコントロールできる

教師をどれだけ育成できるのか?

思考力を育てる具体策は?

ファシリテイターを職業としている人材がどれだけいるのか。

理想論という以前に、理解させるということの現実を知らなす

ぎるように思われてなりません。

が、実際には

英語は 事業者(英検・TOEIC ・TOEFL)のスコア

日本史+世界史+地理=地理歴史

数学と国語に記述問題を導入する。

生徒は、二次試験対策(東大受験)並みの量を強いられる。

いよいよ、学校では間に合わず教育業界が潤う。

AIを導入した教育システム さらに先鋭化する講師陣を

配置するカリキュラムの2種類に分断され、セグメント化

されていくのではないでしょうか。

SAPIX 鉄緑会 ~ ○○までに階層化が進むのではないか。

などと想像します。

目先の受験だけを考えても、あらゆる今後の変化に対応できる

実力(受験における)は付きません。求めるものが変わってし

まうからです。

証明する力 文章を書く力 ひらめきに頼らない問題解決力

アートな着想力 これらが着実につくように準備する才能が

求められます。